ハルニレの古木
ウチの森で一番太い木は、このハルニレの古木。
(クリックで拡大すると指輪物語の「エント」が出現します。)
ほとんど倒れかかった木がそのまま生長したようだ。根元の直径は1.5m程もある。
この丘の周辺は、戦後すべて伐採され、丸坊主だったそうだ。
当時を知る人は今でもここを「ボウズ山」と呼んだりする。
その後約60年放置されたままだったため、雑多な木が自然に育ち立派な森になった。ただし森としてはまだまだ若造である。
純粋な自然林に対して、一度伐採され再生した森を「二次林」と呼ぶそうだ。
こちらもニレの木。直径は1m余り。
ゴツゴツした無骨な姿が、生きてきた時代を感じさせる。
どちらのニレも、樹齢は軽く百年を超す古木だ。
どうして伐採されずに生き残ったのだろう?
答えは簡単。
はじめの木は倒れかかっていたため、もう一方はコブコブな上に幹の中内部が空洞になっていたため、材木として使いにくかったから。
要はオチコボレだっわけである。
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そのおかげで、こうして今でもこの森の古老として、私たちをしっかりと見守ってくれている。
ディスカッション
コメント一覧
こんばんは。
「オチコボレ」ることが長生きの秘訣かも知れませんね。(^^ゞ
それにしても素晴らしいです。
つぼ焼きとむ さん
倒れようが折れようが、生長し続けてさえいれば何時の日か巨木になれる。
生命に限らず人生のすべての事は、結局は続けたモン勝ちなんでしょうね。