さがりヘビ(凍裂) 2008年3月1日森の暮らし, 植物, 気象・気候, 自然 トドマツに走る凍裂(とうれつ)の痕 森のあちこちで見る事が出来る。 痛々しい古傷の痕。長いものでは3mに達するものもある。 凍裂は、樹木の幹に含まれる水分が凍って起きるのだが、詳細なメカニズムはまだはっきり解っていないらしい。 トドマツの樹に多く見られるようだ。 深夜の森に響き渡る凍裂の乾いた音は、さぞかし幻想的だろう。 残念ながら実際の音は未だ聞いたことがない。ぜひ一度聞いてみたいものだ。 凍裂の痕を地元の人は、「さがりヘビ (下がり蛇)」と呼ぶ。 確かに、ヘビが木の幹を伝って下りているようにも見える。 2008年3月1日トドマツ, 森, 凍裂Posted by 森の人
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コメント一覧
寒いところでは色々な現象が起こるのですね。
勉強になります
おはようございます。
なんとも想像し難いような凍裂の音を心の中で聴いています。
可哀想な気もするけれども、これも自然淘汰なのでしょうね。
凍裂と言うのは、トドマツに多く起こる現象と言うことは、トドマツがエゾマツなどに比べると、保温効果などの機能が足りないと言うことなのでしょうか?
凍裂のお話を聞いて、自然の厳しさを痛感させられました。
虎龍 さん
ホントですよね。
都会暮らしでは役に立たないかもしれないけど、いろいろなことが勉強できます。
つぼ焼きとむ さん
凍裂した木は材木として使えないそうです。
でも、おかげで伐採されず、長生きできるかもしれませんね。
dad-hiro さん
なぜトドマツに多いかはよく知りません。
ウチの森では他にヤチダモにも凍裂の痕が見られます。
幹に含まれる水分量に関係があるらしいです。